不登校・発達 子育てほんろう日記

小学生から不登校の次男。発達障害に不安障害。現在進行形の記録ブログです。

叱る依存について。不登校・子育ての悩み。

叱る依存?叱ることが子育てになりがち。

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怒るママ

 

子育て

一人目の子育てって、人生で初めてのこと。

全ての経験は初体験。

育てられる方も同じく。

なのに、完璧を求め(求められ)過ぎではないのかな・・・

と最近特に感じます。

 

スーパーで泣き喚く1歳児。

何とか言葉で泣き止ませようとするママさん。

1歳児の泣く理由はほぼ、「眠い」「疲れた」「甘えたい」ぐらいかな。

お菓子をねだって我儘で泣いているようには見えなかったその子。

ママさんの言葉巧みな誘導にも釣られずただただ母親の抱っこをねだっているように感じました。

抱っこすれば、泣き止むのに。

大体の人がそう思っていたと思います。

ただ、抱っこを最後までしなかったそのママさんにはどうしても抱っこできない理由があったのかもしれません。

昔は子育てにお節介役のおばちゃんがたくさんいて、話しかけられることで子供もいつの間にか泣き止んだものです。

子育て方針が違う、と拒否されるんじゃないか、という要らぬ杞憂が声かける事を躊躇させます。

 

叱る子育て

それはさておき、

スーパーなどで怒り散らす子育てをするママさんは減ったように思います。

だけど、見えてないだけで家の中では「叱って育てる」事が常態化しているかもしれない、と心配になるのです。

 

と思ったのは、ママ友の発言からです。

私の初めての子供(長男)は明日で義務教育を終えます。

受験当日、ずっとずっと叱り続けてきたのに結局変わらなかった。

朝からゲームするし、イライラする。との事。

 

親子は別人格。私はアドラー心理学から学びました。

下記記事参照↓

kodomomama3.hatenablog.com

 

それに気づいていても、親は子供を自分の思う正解ルートへ誘導したがります。

ゲーム=悪という感じで育ってきた家庭と、そうで無い家庭ではこの一件で叱るのか叱らないのか、変わってきます。

受験当日にリラックスするためにゲームを始めたのかもしれない子供。

それを正しく感じ取れなかった母親は、大切な日の朝から何をしているんだ?と理解不能に陥り感情的に。

だけど、それは親が思う感情。

親自身が受験の事を心配し過ぎて子供が安心させてくれない事からくる「怒り」でしょう。

本人の事を心配して嗜める「叱り」ではないように思います。

 

私の子育ても同じく叱る子育てだった

長男の子育てはもちろん、初体験の連続。

何となくこれは正解、これは不正解、と今までの自分の体験をもとに手探りで子育てしてきたと思います。

長男は幼少の頃から育てにくい子供でした。

乳幼児の頃はとにかく寝てくれない。

ひたすら、抱っこの日々。

食物アレルギー、臍ヘルニア、鼠径ヘルニア。

今思えば中々大変でした。

 

幼稚園に入園すると幼稚園嫌い、泣いて拒否する毎日。

小学校に入った頃も最初はそんな感じで拒否することが多かったです。

そして、強制される「宿題」。

泣きながらなんでしないといけないのか、で親子でバトルしていました。

 

そんな、長男に対し

幼稚園・学校へ行くことは当然。宿題もするのが当たり前。と育ってきた私は、

長男の反抗に対し、「叱る」事でしか対処ができませんでした。

「行かないとあかん」「しないとダメ」

学校へ行かないと将来困る。宿題をしていかないと先生に怒られる。

という謎の理論に縛られていました。

明確に行かなければならない理由も説明できないくせにです。

そんな私に叱られ続けたのですが、何故が小学校高学年になると諦めたようにすんなりと学校にも行くし、宿題もやるようになりました。(たまにぼやいていましたが)

 

そんな長男が中学生になった頃、次男は不登校になりました。

長男にしてきた子育てが「正解」の私。

叱っても、説得しても、学校を拒否する次男。

無力な私に出来た事は「怒りをぶつける」事だけでした。

自分の思うよう育ってくれない、長男のように聞き分けがよくなってくれない次男。

宇宙人のように感じていた頃もありました。

話の通じない人に対して出来ることは「怒り」しかなかったのです。

 

次男の涙

それが間違いだったと気づくのに時間はかかりませんでした。

先生のせい、友達のせいで学校へ行けない。

もちろん、それも一因ではあったのですが、

消えたい、と涙し、恐怖心から幻聴が聞こえ一人で寝ることができなくなった次男。

ママが一番怖い、とも。

怒られるから、と積極的になれなくなった時期も。

 

次男の事をよく観察せず「何となく」で子育てをしてきた結果、彼の心に多大な悪影響を与えていたのかもしれない、と気付かされたのです。

 

不登校になったのは不運?

不登校になったのは、残念です。

それは運が悪かっただけかもしれません。

発達障害があっても、親にめちゃくちゃ怒られて育ってきた子供も不登校にならなかった事例はたくさんあると思います。

それは周りに良き理解者がいた、助けてくれる先生に当たった、良い友に恵まれた等、運の要素がかなり強くあります。

でも現に、不登校時は増え続けています。

親の影響は昔からあまり変わりないしむしろ情報があるぶん良くなっている。

そうすると、不登校の原因は家庭のせいではなく、

周りの環境、本人の性格気質などが大きく関わっているのだと思います。

要は、「運」が良いか悪いか、だけのような気もします。

 

不登校は不幸?

私は良い親ではなかったかもしれません。

不登校の一因になっていたのかもしれません。

だけど、人は成長できるし、変わることができます。

「不幸」ではないと思っています。

子供と一緒に親も成長できる機会に恵まれた、と思うようにしています。

次男の不登校がなければ私はずっと謎の「叱る依存」子育てを続けていたでしょう。

 

不登校の原因を探ると、「子育てのせい」になりがちですが、

それだけではないし、やり直すこともできます。

前を向いて成長し続けることが大事だなあ。と感じます。

 

今回はここまで。

 

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