不登校。居場所探しの前にしてあげたい事
本当の意味で不登校を受け入れられていなかった
小学校5年生から始まった不登校。2年もたてばそれなりに不登校を受け入れ、学校へ行けない次男を受け入れられているつもりでした。
N中という居場所を見つけ、ようやく動き出したかに見えていました。
ただそれは、『親を安心させたい』という思いと、次男が学校へ行けているという自分を肯定させるためだけの偽りの『居場所』でした。
偽り、ですからボロはすぐに出てきます。
興味のない授業を受けているものですのでADHD傾向のある次男は退屈で仕方ありません。
片手にいつもスマホをもって授業を流しているだけの状態でした。
もちろん授業の内容も聞いていないので全く頭には入っていません。
レポートを提出することすら出来ませんでした。
ある意味ADHDの特徴がはっきりしていて早めに気が付けた、という点で良かったはと思います。。。
親は子供に過干渉していた
こんな状態にあるのに将来の心配をしすぎるあまり通信制を経験させようとした親(私)。
勉強もそうです。何とか基礎だけはと「スタディサプリ」をさせていました。
高校だけは出させてあげたい、という「親」の希望だけが独り歩き。
これはまさしく『過干渉』そのものでした。
本当は勉強もしたくないし、フリースクールにも行きたくなかったのです。
不登校になる前は過干渉どころか、放置気味で育てていた私。
ところが、小学校低学年でトラブルが続き、登校渋りが始まり、勉強も若干心配が。そんな時期から私の次男への『過干渉』が始まっていたんだと思います。
これらで余計に過干渉になっていったのだと思います。
今回のフリースクール探し~N中入学もそう。
本人の本当の気持ちに目を背け、本当に安心したいのは親だった。
そんな気持ちが次男にそうさせてしまった。
自分では中々気づけないものです。
他人が気づいたとしても、そうそう指摘できる事ではないですし、ましては不登校児の対応の仕方なんてほとんどの人はわからない。
こうやって自分で気づいて変わっていく事しか無いんですね。
私も今回の事でようやく過干渉に気が付いた(確信に至った)わけです。
どうしても発達障害があると言われると「○○した方が良い」とか「療育が」という情報で頭がいっぱいになり、何とかしないと、という親心から『過干渉』になりがちなんだと思います。
実際のさじ加減は難しく、「過干渉だった」と気づいた今でも悩んではいます。
一度、専門の方に相談してみようかと思います。
不登校児の親に出来る事
親はジタバタして、色々やって、失敗して、気が付いて、不登校児と一緒に成長していくしか無いのでしょうね。
辞める事もあるだろう、と予想もしていたし覚悟もしていたはずの私。
平気なつもりでいましたがN中に退会をする時も担任の先生に退会を報告する時も、なぜか悲しい気持ちになり、このブログを書いている今も少し涙が出そうな感情があります。
一方次男はすっきりとしたのか穏やかに過ごしています。
私と同じゲームをして過ごしたり、昼には昼食を作っていてくれたり。
父親とは山登りや釣りに出かけたりもしています。
何か罪滅ぼしをされているような、自分を肯定したい気持ちが表れているような・・・
とても複雑な気持ちでいる事は間違いありませんね。
でも、私は決心しました。
この先彼がどんな道を歩もうとも、先回りすることなく見守る。
彼の決定を待つ。尊重する。応援する。
まずは、動き出すまで待つこと。
これしか出来ないんですよね。
そして、将来の事。
それに対する覚悟。
そして、何とかなるさ、という気持ち。
次男は時々「○○してみようかな」という事もあります。
「いいやん、やってみ!」と返します。
だけど、やらない事が8割です。
でも、非難せず、待ちます。
後は、毎日美味しいご飯を作ってあげる事。
不登校の対応ってこういう事なんですね。
不登校は見守るだけじゃダメ、とか、ネットには色んな情報が溢れています。
もちろん私も片っ端から読み漁り、相談し、答えを求めていました。
だけど、本当は一つの答えなど無いのです。
人それぞれ違うんですから。
対応もそれぞれ違って当然です。
だから苦しいのです。
そうやって私もまた、ジタバタとしていくんだと思います。
しばらくは安息の期間。
親子共々ゆっくりと過ごしていきたいと思います。
参考になった記事です。
子どもが不登校になったとき、居場所探しの前にしてあげたいこと【LITALICO発達ナビ】
今日はここまで。
ゆっくりと更新していきますのでよろしくお願いいたします。
少しでも共感・参考になれば幸いです。