N中とはN高等学校の中等部の事。
フリースクール探し
中学生になり地元の中学にはやはり通えなかった次男。
地元のフリースクールを何件か探し、次男に合う場所を探していました。
よくあるフリースクールはアットホームな環境で、自分の好きな時間に好きな事をする、という場所が多かったです。
実際とても感じの良い人たちが優しく対応して下さり、親としてはここに通えたらいいのにな、と思える所が多かったです。
しかし、対人に不安をかかえている次男にはやはりハードルが高い。
知らない人になれるのにかなりの時間がかかるし、そんな中でリラックスして過ごせるかどうか、そこへ実際通うストレスを考えると無理に行かせることは出来ませんでした。(実際通うかどうかの決定は本人に任せていました。)
インターネットで登校?
地元以外にもフリースクールはたくさんありました。
地元で無理なら他で、と考えていましたが結局今の現状ではどこにも通うことは出来ない。どうしようか、と考えていたのですが、何校か「ネットコース」というのがある事を思い出しました。
正直、ネットで勉強(スタディサプリ)をすでにしていたので、あえてフリースクールでネットコースを選ぶのはどうなんだろう?という事もあって選択肢から撥ねていたのですが、こうなったらネットででもどこかしらに所属し学ぶ、という事でもいいじゃないのか?と思うように。
完全不登校となった次男は家で勉強をすると言いつつもやはり誘惑には勝てず、毎朝ゲームから始まる一日。食事、風呂など以外は大体PCの前で何かしらしている毎日。
そんな中、次男は人に合ってコミュニケーションをするのは苦手だけれど、ゲームでのコミュニケーションは問題なくできる事に気が付きました。
これから生きていくスキルとして必要なPCスキル。
そのために長男に中学入学の祝いとしてPC与えました。
次男にも中学入学のお祝いにゲーミングPCを。
そのおかげか、我が家の子供たちのPCスキルは同い年の子供達よりは高いと思います。
そんな次男にはやっぱりPCで出来る仕事に就くのが合っていると思います。
・・・という思いから、選んだスクールが、
N中等部
有名な通信制高校のN高等学校。その中等部が2020年に開校。
N中には通学コースもあります。
ただ、通学するのは電車を乗り継いで通わなければならない事と、学費がかなり高くなるという懸念がありました。
でも実際オープンスクールを体験して行ってみたいと言ったら通わせる覚悟でした。
次男の出した答えは、ここに行ってみたい(ネットコース)でした。
親としては、やっぱり無理か、という気持ちとホッとした気持ちと半々でした(笑)
N中ネットコースで魅力に感じた点
- 『マインクラフト』を使ってやる授業がある。
- 自由選択カリキュラムでイラスト・プログラミングなど学べる。
- 人と会う事が無い。
- 週に2日の登校(ネットでN中につなぐことで登校になる)
- 基本学習を学べる。
- ゲーム同好会など同好会が複数あり。
1.マインクラフトを使う授業がある
長男も次男も長女もみんな大好きなゲーム『マインクラフト』。授業で使えるなんて魅力以外何もありませんね。何より、次男にとっては得意分野。自信につながりそうです。
2.自由選択カリキュラム
もともと絵を描くことが好きな次男。小学校で別室登校している時間は大体絵を描いていました。家でもペンタブレットを購入。デジタルで絵を描くことも楽しんでいました。さらに「Adobe」の描画ソフトなど自由に使えたり、専門的に学べるのは魅力です。
3.人に合わなくてよい
人間関係で傷ついて不登校になり、人と接する事に苦手意識が強まったので、間接的コミュニケーションでリハビリが出来そう。ストレスがあまりかからないので心身ともにゆっくりと学習やコミュニケーション力を養えそう。
4.週に2日の登校(ネットでN中につなぐことで登校になる)
1か月ごとに現在在学中の学校へ学んだ内容などを報告してくれるので、学校長の判断により登校と認められる可能性がある。(成績になるかどうかも)まだ次男の中学には確認中なのでどうなるかは未定。
5.基本学習を学べる
学習アプリ『N 予備校』を使って自由な時間に3教科(国・数・英)を学べる。
スタディサプリで(社・理)は続けるつもり。
6.ゲーム同好会など同好会がある。
マインクラフト同好会、その他ゲーム同好会、イラスト同好会など、次男に興味のある同好会が複数あり、全国に同じ趣味の友達が出来る可能性がある。やるかどうかは未定。
特に、すべてにおいて自宅で完結するのは社交不安障害のある子には心強いと思います。
親としてはインターネットでコミュニケーションを問題なく出来るようになって自信がつき、実際に外に出る勇気が育つのではないかという所に期待をしています。
実際に通っての感想はまた次回。
ゆっくりと更新していきますのでよろしくお願いいたします。
少しでも共感・参考になれば幸いです。