今回は、子供が不登校になってよく言われる言葉をまとめてみました。
①優しすぎるから不登校に
よく言われました。優しいから行かないんだよ、とか。
はっきり言います。
優しくしてこなかったです(笑)
というか、次男の場合優しくしてこなかった結果だともいえます。
散々怒鳴って叱ってきました。
不登校の原因は色々あると思うのですが、多数の不登校のイメージは
「いじめ」「親のせい」「さぼり」
なのではないでしょうか?
「いじめ」ならば仕方ない。と思われる方も多いと思いますが、
多くの「不登校児」のイメージは、親の虐待だとか本人のさぼりだと思っている方が多いように思います。(次男が不登校になる前の私も似たような感じでした😅)
子供にも当然ながら色々な性格・気質がありますよね。
長男の場合、幼稚園、小学校低学年、行き渋りがあり、宿題も大っ嫌い。
それこそ怒鳴り散らし、ランドセルを放り投げてでも学校へ行かせていました。
宿題をその日にやらないので夜遅くまで怒りながらやらせたこともあります。
嫌いな先生もいたし、嫌いなクラスメイトもいました。
ですが、学校を休むことなく行っていました。
そんな育て方で育った長男は現在も何の問題もなく普通に中学へ通っています。
(この事に関しては次男が不登校になった時に長男に謝りました😔)
一方、同じやり方で育ててきた次男は小学校5年生で不登校になりました。
学校は長男と同じ環境でしたが、彼には耐える事の出来ない場所だったのです。
それはやはり、彼(次男)の性格・気質が学校という環境に耐えられなかった結果なのだという事です。
昔の私の様に厳しく育ててこられた家庭でも不登校にならない家庭もあります。
一概に、○○だから不登校になった、なんて言えないんですよね。
我が家の次男が良き渋りをはじめたころはまだ発達障害やHSC(繊細過ぎる子供)に対して多く知られていませんでした。
当時、先生に相談した時も担任の先生はHSCに関しては聞いたことも無かったと言っていましたし、発達障害児に対しての対応も一昔前となんら変わらない「叱って注意する」をメインでやっている先生がほとんどでした。
ほとんどの不登校の原因に「発達障害による困りごと・気質」「発達障害による二次障害」「HSCや発達障害による感覚過敏」が気づかれずに隠れているのでは?と思っています。
次男の場合は直接的な原因は「先生の相性」でしたが、そこに隠れてあった原因を探ると、教室内での騒音、先生の怒鳴り声、忘れ物で叱られる、友達や先生とコミュニケーションによるトラブルなどがありました。
実際、教室から離れて別室登校をはじめると心は落ち着きました。
②過保護
①の優しすぎる、と似ているかもしれませんが、
不登校になってからの対応が「過保護」と言われる事です。
次男の場合、不登校になる前の行き渋りの時からですが、
- 先生にお手紙を書いて対応してもらう
- 学校へ行けなかった日に次男の大好きなラーメン屋に行ったりする
- 一緒に寝る
- 学校へ行けなかった日に家で好きな事をさせる
- やりたいことはやらせる
- 好きなものにお小遣いを使ってもよい
等の事でしょう。
これぐらい過保護です。過保護ですか?
しかし、何でもかんでも子供のいう事を聞いていたという訳ではありません。
小学生時代まではゲームの時間のルールは夜8時までならやって良い事にしていました。それは子供達と話し合って決めた事です。
そのかわり、8時以降はメディア禁止。
まあ、「過保護」と思われるかもしれませんね。
でも私は子供時代は「過保護」にして良いと考えています。
何でもかんでもわがままを聞く(親がお金を払って買ってあげるとか、宿題をやってあげるとか)のは良くないかもしれませんが、少なくとも子供が嫌がる「過干渉」をしなければ良いと思っています。
不登校初期の頃は勉強だけは、という思いが強くあり、嫌がってもガミガミ言ってさせていました。
後にこれは「過干渉」だと気づき口出しすることを控えるようにしました。
すると自分からやりだすもんなんです。
かなり時間はかかりましたが😅
時には黙って見守る事も大事ですね。
③フリースクールへ行かないの?
これは、今不登校3年目にしてやっと選択しにたどり着いたところです。
不登校初期には全く考えられませんでした。
もともと活発な次男でしたが、性格は人見知り。
はじめての場所は苦手で環境になれるのに時間がかかります。
ただでさえそんな性格なのに、不登校で人が苦手になって外に出す事が困難な状態で新しい環境へ飛び込むなんて、ハードルが高すぎるでしょう。
そういう選択肢にたどり着くのにも時間がかかるんだよ、と言いたいです。
今回はここまで。
ゆっくりと更新していきますのでよろしくお願いいたします。
少しでも共感・参考になれば幸いです。