不登校・発達 子育てほんろう日記

小学生から不登校の次男。発達障害に不安障害。現在進行形の記録ブログです。

発達障害グレーゾーンと発達障害混合タイプ

発達障害、特徴はマーブル状

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グレーゾーン

不登校の次男は診断はありませんが、傾向ありと言われています。

いわゆる『グレーゾーン』

特徴が人それぞれ違う。濃さもそれぞれ。

今でこそ、『グレーゾーン』という言葉を見聞きする様になっています。


少し前の私が知りえる発達障害の情報は、

子供の発達遅延という事と、

自閉症、知的障害、多動など特徴がはっきりと分かれていて特徴がわかりやすい(見た目にも)もの、

というイメージでしかありませんでした。

 

不登校になった次男の生きづらさに気付いてやれなかった原因がそこにあります。

一昔前の発達障害に関する情報からアップデートされていなかった。

 

発達障害は見た目にはわかりません。普通に学校に通えていたり、コミュニケーションが取れているとなおさら気づかれにくく、障がい者というイメージからはかけ離れていることが多いように思います。

特に、多動傾向が目立たない不注意傾向のADHD(女の子は特に)は非常に見逃しやすいのでは?と感じています。

男の子でも幼少の頃の多動は多少大目に見られる事があり、幼稚園や学校ではきちんと席に着けていると疑わない場合がほとんど。私もそうでした。

実際は席に座っていて立ち上がらないまでも、モジモジと手や足を動かしていたり、ぼーっとしていて先生の話を聞いていなかったり。

多少傾向は見られるものの、『障害』というほどでもないな、という事で親も先生も見逃してしまいます。

世間一般的な特徴のハッキリとしている『発達障がい児』のイメージがグレーゾーンの子供たちを、

ただの不注意な、忍耐力のない我儘な子供として位置付けてしまっているのが現状ではないでしょうか?

 

ADHDASDの混合

次男は恐らくADHDASDの混合タイプ。

発達障害のほとんどは混合タイプではないかと言われています。

これも一昔前までの私の情報としては有り得ない事でした。

それに、ADHDASDは特徴が似ている事もあります。

ハッキリとした確信もなくあの子は自閉症だから、とか多動(ADHDの意味での)だからと勝手に認識していました。

 

わかり難くしている原因①『多動』

ADHDの特徴としての『多動』はじっとしていられない、という特徴ですが、

ASDとしての『多動』の行動として『常同行動』があります。

手をひらひらと振ったり、体を前後に動かしたり、同じ場所を行ったり来たりする、など。

わかり難くしている原因②

ADHDASDを併発している場合『ADHDの特徴がASDの特徴を相殺しているかも』


例えば、

  • ASDの『人との関わりに興味がない』という特徴をADHDの『様々な事に興味が湧く』特徴でかき消されて目立ちにくくなっている。
  • ASDの『1つの事に拘りをもって集中してやる』という特徴を、ADHDの『飽き性』によって目立たなくなる。
  • ASDのこだわり→ADHDの飽き性。
  • ASDの感覚過敏→ADHDの眠気、他の事に過集中、で気づかなくなる。
  • ASDの同時並行処理ができない→スマホをしながらPCでゲームをする。音楽を聴きながら勉強する、等。

 

ASDを疑う理由と疑わなかった理由。

次男は幼少時、言葉早く、運動能力も良かった。ので自閉症ASD)ではない、と思っていました。

実際に初めて発達障害を疑い児童精神科を受診した時精神科医から「目が合わない事は無いので障害の疑いは無い」、というようなニュアンスの事を言われました。

しかしながら、親からするとASDの特徴は色々思い出せました。

  • 食べ物の好き嫌いが激しく、一定の物しか食べない、
  • まじめで融通が利かない、パニック、癇癪の様な行動。
  • 人見知りで身内以外の人と打ち解けるまで時間がかかったり、
  • 場面緘黙(かんもく)*1があったり、人前で固まってしまったり。
  • 予期しない出来事があると団子虫の様に丸まってテコでも動かない。
  • 団体行動でいつも不機嫌。(自分の思うように行動出来ないストレスと、自分は我慢しているのに他の子が自由にしていると納得いかない)
  • 感覚過敏(汗をかくと全裸、服の素材によっては着ない、家では靴下を脱ぐ)

これだけ特徴があったら親に叱られる事も多かったですし、自分の思いを思うように人に伝えられないもどかしさでストレスがたまっていたと思います。

毎日幼稚園から帰ってから昼寝してしまったり、夜驚症(疳の虫のような症状)が出たりしていたことも納得です。


いずれも、成長に従って出来るようになったり、我慢できるようになったりと目立たなくなりましたが、今でもまだまだ名残はあります。

これだけの症状があっても尚、発達障害ではないんだろう。障害を持っているとこれ以上に大変なんだから、うちの子はマシ。だから障害ではない。

という結論で、いつか発達とともに無くなって行くんだと漠然とした思いがあったのが事実です。

確かに、マシになる、という事はあります。

ですが、それは本人が我慢しているだけで、生きづらさが軽減した、という訳では無さそうですね。現状『不登校児』なんですから。

 

今日はここまで。

 

 

 

ゆっくりと更新していきますのでよろしくお願いいたします。

少しでも共感・参考になれば幸いです。

 

 

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*1:※場面緘黙・・・家では普通に話せるが、特定の場所や人と話せず黙り込んでしまう。自らの意志で話さないのではなく、話すことが出来ない状態。

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